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SEMINAR REPORT

INFORMATION & SEMINAR REPORT

開催されたセミナーの詳細をお知らせします

【かとうひさこ手取り足取りコース】セミナーレポート更新しました。

2014年を迎え、初めてのセミナーコースはプロフェッショナル衛生士、かとうひさこ先生の手取り足取りコースから幕を明けました。第5回目である今回は、「全身疾患・老人への口腔ケア」を中心に行われました。

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まずはスケーリングの練習から。それには歯の模型を使わずに、ハート型の小さな模型を使いました。それについた紫と黄色のインクを削ることで体に直接感覚を覚えさせることができるのです。人間の歯型とは違って親しみやすい教材は、初めて参加する衛生士も戸惑いなく使えるのが魅力です。削った後には、かとう先生に手のどの部分が痛くなったかを聞かれ、間違った持ち方をしているとどの部分が痛くなるか、正しいスケーラーの持ち方は?といった指導も入りました。受講生にとっては、自分のスケーリングをしっかり見直すこともできる貴重な時間となりました。

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次に、スライドを使った講義へ移ります。本コースでは実習がほとんどですが、本日のようにかとう先生による講演もあります。スライドに書いてあることだけではなく、かとう先生の生の考察や意見を聞くこともできるため、受講生の手元のメモは必須となります。ここでは【衛生士の歯科医院の貢献について】や、今話題となっている【D1グランプリ】の紹介、【新しい歯科材料】の説明などを行って頂きました。英語を時折交えた講演は、長時間に渡りましたが集中力を切らすことなく、真剣にペンを動かす受講生の姿がありました。

お昼休憩を挟み、午後は歯の模型を使った実践的な練習を行いました。かとう先生オリジナルの顎模型は、受講生の皆さまからも大変ご好評頂いております。午前中とは違った表情で慎重に取り組む受講生に、かとう先生からの指導の声が飛んでいました。時には個別でのご指導を頂く受講生もおり、しっかりと先生の技を学ぼうとする姿勢が見られました。今回は実習中に、かとう先生から宿題も出されました。最後の授業となる次回での発表が楽しみです。

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午後の後半部分も、スライドを使った講義が中心に行われました。歯ブラシやフロスは患者さん一人ひとりに合ったものを選ばなければなりません。そういった細かい部分での衛生士の仕事についても、受講生は理解できたことでしょう。

次回が6回目、本年度最後の講義となります。受講生たちには、一年間で習ったことのすべてを、来年度の自身の仕事に生かせるよう、最後まで頑張ってもらいましょう。