『2013年度MID-G総会vol.2』レポート更新しました。

2013年度を締めくくるMID-G 総会。その模様の後半部のレポートをお送り致します。休憩を挟み、第4部は『賛助会員企業様からの情報』です。

今回も多くの企業様にご参加頂き、最新機器や歯科業界のトレンドをつかむ上で欠かせない情報のご紹介、またMID-Gを影で支えるパートナーとして総会を盛り上げて頂きました。

第5部は、渡辺社会保険労務士事務所の渡辺俊一先生より、『助成金のイロハ～歯科医院活用編～』をご講演頂きました。

助成金は貰える条件だけしっかり整っていれば、国から貰えるお金ですが、知らない先生方も多く、うまく活用できていない医院が多いと渡辺先生はおっしゃいます。その助成金の基礎知識から、歯科界でうまく使える助成金の種類、社労士のうまい選び方、就業規則の重要性などを、短い時間の中でたっぷりとお話頂きました。最後のアンケート結果でも、助成金については、「興味深かった、学ぶことができた」と回答された先生方が多かった講演でもありました。本講演で得た知識を、ぜひとも自医院で生かして頂けたらと思います。

続いて第6部では、日本訪問歯科協会の前田実男先生より、『訪問歯科のスタートアップガイド』をお話頂きました。

今後、高齢化に伴って増えていくであろう訪問歯科ですが、現状はまだまだ足りないと前田先生はおっしゃいます。訪問歯科の現状と未来、成功するポイント、そしてよくある質問のご紹介を頂き、これから訪問歯科を考えている先生方、もう既に行っている先生方、さらには訪問歯科には全く興味のなかった先生方にまで響くような講演となりました。

休憩を挟み、第7部は『2012年度マニュアル作成コースMVP』の発表です。こちらは、森岡理事を座長として進められました。選ばれたのは3つの医院で、

すずき歯科　鈴木温先生

プラザ若葉歯科　篠田智生先生

歯科・矯正歯科アールクリニック　折田隆二先生

にご講演頂きました。

マニュアル作成の過程から、マニュアル作成の目的、苦労したこと、導入の大変さ、導入後の変化などを余すところなく語って頂きました。鈴木先生には、未来の開業医のためにどんなツールを使ったのか、いくらで買ったのかというところまで細かくご紹介頂き、篠田先生、折田先生には動画付きでわかりやすく且つ、楽しくマニュアル作成についてお話頂きました。参加者の先生方に一番近い講演者だったため、時折笑いも漏れ、非常にアットホームな講演となりました。

最後の第8部は田中理事の講演です。タイトルは、『マネジメントの視点から考える今後の歯科界』。参加者には、“20年後の歯科界を想定して考えてみよう”と投げかけ、ディスカッションもふまえながら講演致しました。

田中理事は、あらゆる数値から将来予測をした結果、20年後も変わらず厳しい時代が続くのではないかと予想しています。また、まとめの中では5つのポイントを挙げ、今からでもできる対策と戦略を示しました。その中で、患者が減るだろうとの予測もありますが、減ってからの対策では意味がありません。どんな戦略を練ったら良いのか、どんなことを勉強しておいたほうが良いのか、今から考えておく必要があると述べています。本年度の総会の締めくくりは、MID-G全体で経営を学ぶことの重要さと、それを生かして10年後、20年後の各々の歯科医院運営に繋げていくための第一歩となる講演で幕を閉じました。

MID-G事務局では更なるMID-Gの発展、会員の皆様の円滑な歯科医院運営のために尽力をつくす思いでおります！来年度もぜひ宜しくお願い致します。