midg

SEMINAR REPORT

INFORMATION & SEMINAR REPORT

開催されたセミナーの詳細をお知らせします

『第6期レギュラーコース第1回』セミナーレポート更新しました!

こんにちは、MID-G事務局です。2016年度のコースが、4月よりいよいよ開始となりました。今年も、レギュラーコース、マニュアル作成コース、海外研修コースなど、充実したラインナップを組んでおります。
ご参加される先生方は勿論、ご参加されない先生方も、レポートや写真などで是非雰囲気を掴んで頂き、以後のご参加をご検討ください。まず4月に行われたのはレギュラーコースです。その様子をお伝えいたします。

レギュラーコースは主に、経営を学んで頂くコースとなります。毎回配布されるテキストを元に、理事荒井が講演を行います。午後は、コース卒業生の発表や、賛助会員様の特別講演、外部の先生をお呼びしての貴重なお話など、回によって異なった題目で進められます。ここでしか聞けない話が多数ございますので、ご参加の先生方は是非楽しみにしていてください。

今年から、テキストをはさめるバインダーを作成致しました。MID-Gのロゴと、ブルーオーシャンにちなんだ海のようすが印象的になるよう作りました。マニュアルは付録も合わせると全7冊。今年は綴じられるよう穴も開けましたので、クリニックでの学習、持ち歩き、保管に是非お使いください。

13063158_1142553349111773_8721117565506712179_o

午前中に、荒井による【マニュアルシステム】の講演がありました。荒井が代表を務めるエムズ歯科クリニックでは、仕事の統一化、スタッフへの公平性を重視し、マニュアルシステムを導入しています。作成したマニュアルは40種以上。使わなくなったものもあれば、開業してからずっと使い続けているものも。最近では道徳マニュアルという、スタッフに教えるべき道徳やマナーをまとめたマニュアルを作成しました。

DSC_0091

マニュアル作りは、マニュアル作成コースという別のコースで中心的に取り扱っており、そこでは基本の6種類のマニュアルの作成を義務付け、セミナーを行っております。
荒井は、マニュアル作成には、「事務員が不可欠」と言います。マニュアル作成コースのMVP受賞者が皆さん口にするように、マニュアルを作るにはスタッフの力が必ず必要になります。ある時は、業務時間外に、残ってやらなければならないことも。けれど、院長は作業者になってはいけないのです。院長はあくまでも自分の想いを、自分の方針を定め、求める医院像に導く役割です。基本6種であれば、Dr.やDH、DAに手伝ってもらえば良いかもしれません。でも、「他にもマニュアルを作らなければならない」「基本6種以外も欲しい」となった場合、先頭を切ってやってくれる有能な事務員がいれば、院長は自分の想いを伝えるだけで済むのです。マニュアルを実際に作った先生方の中には、「医院の内部を把握している人が必要だと実感し、その後事務員を雇った」という方もおります。開業したてではなかなか難しいかもしれませんが、将来的には院長の右腕になるような事務員を、今から育てることを視野に入れてみてください。

お昼は、ランチョンセミナーとして、3社の賛助会員様に発表頂きました。日本メディカルコミュニケーションズ株式会社様には、自社サービスの紹介を、シロナデンタルシステムズ株式会社様には最新機種のご紹介を、アセットガーディアン株式会社様には個人・法人の保険についてをお話頂きました。当日は賛助会員様にはブースも設けていただき、参加者の先生方に有益な情報を提供して頂きました。日頃からのご協力にも感謝致します。

DSC_0205

午後は、リブド株式会社の佐藤様にお越しいただき、嚥下内視鏡の講演を行って頂きました。訪問診療に力をいれている先生ならわかると思いますが、嚥下内視鏡は、VEとも呼ばれ、鼻から約3mmの内視鏡(カメラ)を挿入して検査を行う機器です。この内視鏡により、咀嚼によって食品がどのくらい噛まれているか、唾液とはどのような交わりをしているのか、正常に食べ物を飲み込めているかを診ることができます。

診療報酬の改定により、訪問診療は高齢化社会においてかなり重要視されています。今後、訪問診療をやっていないと、点数がなかなか取れない可能性も出てくるのです。セミナー中に問いかけたようすだと、まだまだ訪問診療が浸透していないようにも感じました。
2025年には高齢化がピークだと佐藤様がおっしゃいます。時代をとらえ、その時代に合った診療をしていくことが、今後歯科業界を生き残るための術なのかもしれません。嚥下内視鏡の、歯科におけるニードは高く、佐藤様から見ても訪問診療では不可欠の機器だと言います。誤嚥性肺炎を防ぐためにも、是非訪問診療への興味を高めていただければと思います。

佐藤様の講演の後は、MID-Gの支部役員らによる発表でした。今回は、武蔵新田まつ歯科クリニックの松浦宏彰先生、スマイルオフィスデンタルクリニック越前谷澄典先生のお二人に、MID-Gで学んだこと、マニュアルシステムを取り入れてからの医院の変化などを語って頂きました。

DSC_0201

DSC_0210

始まったばかりのレギュラーコースで、盛りだくさんの一日お疲れ様でした。参加して頂いた先生方へ、響く内容が一つでもあったでしょうか。今後も、2016年からの将来を見据えたコンテンツをご用意し、セミナーを行ってまいります。ご意見やご感想などは、事務局にお寄せ下さい。
次回のレギュラーコースは6月になります。【マニュアルシステム】について、是非ご自宅でも復習してみてください。