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SEMINAR REPORT

INFORMATION & SEMINAR REPORT

開催されたセミナーの詳細をお知らせします

『第6期レギュラーコース第3回』セミナーレポート更新しました!

8月28日に第三回目のレギュラーコースを開催致しました。今回のテーマは【就業規則と関連法令】です。どのクリニックでも、院内の規律を保つために就業規則を作成していることでしょう。就業規則は、スタッフを守るためのものであると同時に、クリニックを守るためのものでもあります。開業したての先生は、後回しにしてしまう人もいるかもしれませんが、スタッフ雇用の際のトラブルを防ぐためにも早めに作成したほうが良いかもしれません。

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まず初めに、その就業規則について、荒井理事より講演を行いました。就業規則は、「バランスを考えてつくるべき」。それは、荒井理事が一通りスライドを使ってテキストの内容を話し終えた後でした。
バランスとは、「~からの自由」と「~する自由」の2つです。「~からの自由」というのは、機会の平等です。例えば、勉強できる機会を平等にする、参加できる機会を平等にする、昇進の機会を平等にする、などどちらかというと資本主義的な考え方になります。エムズ歯科クリニックはこちらの考えを指針としており、スタッフに機会は平等に与えられていますが、結果は平等ではありません。ですので、頑張ったら頑張った分だけ評価も高くなります。
それとは違って、「~する自由」というのは結果の平等です。こちらは社会主義的な考えで、どんな形でも結果が公平になる、というものです。例えば、勉強会に出席すれば誰でも評価は平等になる、参加すれば同じ結果を与えられる、といった具合です。
このどちらがいいのかの選択は院長がしなければなりません。全員が公平で、全員が納得のいく就業規則を作るのは正直難しいところがあります。不満は必ず現れる、とした上で、院長はルールや決まりを定める必要があるのです。スタッフが辞めることを恐れずに、自分の信念を落とし込めるような就業規則を作成したいところですね。

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今回のランチョンセミナーには、株式会社フォレスト・ワン、株式会社IMI、クレディセゾンの三社にお越し頂き、ブース出展とプレゼンを行って頂きました。各社ともパンフレットやスライドを駆使して、MID-G会員限定の情報を用意して頂き、参加者たちも興味が湧いたことと思います。

午後は、和田歯科医院の和田匡史先生に、「MID-Gに参加して~レギュラーコースを活かすために~」というタイトルで講演頂き、荒井、シロナデンタルシステムズ株式会社よりジルコニア・セレックなどの紹介、飯田より海外研修の案内、そして株式会社ストランザよりマネーフォワードと組んで作成された新システムの紹介と、盛りだくさんの内容となりました。

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特に、最後に行われた新システムの紹介は、「MFクラウド会計 for デンタルクリニック×Apotool & Box」という2つのシステムにより、会計業務、現金管理、予約業務、経営分析まですべてが自動で行われるという画期的なシステムです。これで、年末の確定申告も自動化されることになり、経理の手間が大きく省けることになります。講演中は、実際の画面も見せて頂きました。その性能と使い方が参加者たちにも伝わったでしょうか。

講演のラストには、質疑応答が行われました。有給休暇について、医療事故の時の対応、求人に関してなど、幅広い質問が投げかけられました。有給休暇やお盆休暇についての質問の際は、エムズ歯科クリニックの事務局長である森田より話をさせて頂く場面も。もしかしたら一番の盛り上がりは、この質疑応答だったかもしれません。もう三回目になりますので、躊躇することなく自分の質問を投げかけたり、自分の医院の現状をあからさまに話す参加者の姿も見受けられました。

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今回も多くの参加者に来ていただき、3Fにも席を設けました。

次回は、質問にも少し出ました『求人面接と各種広告』についてです。ぜひ皆さんのクリニックのお悩みや工夫をお持ち頂ければと思います。