『第5回マニュアル作成コース』セミナーレポート更新しました！

第5回目を迎えたマニュアル作成コースは、『受付マニュアル』と『無料冊子の作成』についてをテーマに、ディスカッションや質疑応答などを交えて行われました。赤字をいれる作業やディスカッションには慣れた様子を見せていた参加者たちでしたが、それでも質疑応答には多くの質問がホワイトボードに貼られました。

その中で荒井代表理事は、「コンビニ歯医者にはなるな」というキーワードを参加者たちに投げかけました。全国どこにでもあるコンビニエンスストア。その特徴は、「どこでも同じ商品が売っている」「品揃えがいい」なども挙げられますが、荒井代表理事は『店員は相手の素性を知ることなく商品を売る』というのが特徴だと言います。患者の素性を知ろうとせず、また自分のことも知らせないまま治療を進めることのないよう、常日頃からドクターにはせめて自分のことだけでも話すようにと伝えています。マニュアルがあるとはいえ、道徳心やモラルを持つこと、というのは他の講演でも述べていることでもあるので、耳にしたことのある参加者もいたのではないでしょうか。

午後は席替えを行い、田中理による、無料小冊子を実際に作ってみるというワークショップ形式で進められました。グループに分かれ、冊子はどうして必要なのか、どうやって作ったら良いのかなどを話し合いながら製作しました。

無料小冊子は、作ろうと思えば何種類も作ることができ、また患者さんにも手に取ってもらいやすいという特徴もあります。ただし、その中の何枚が患者さんに実際に読まれているのでしょうか。たくさん作っても読んでもらえなければ意味がありません。患者さんの目にとまりやすく、なかみを開いてもらえるような小冊子の作り方を、短い時間に凝縮した講演でした。

最後は、昨年度のマニュアル作成コースでMVPを獲得されたヴィソラデンタルクリニックの花山先生に講演して頂きました。マニュアル作成コースを受講するきっかけとなった出来事や、作成する前に考えたこと、作成中に考えたこと、完成してからの動きなど余すところなく語って頂き、参加者たちからは感嘆の声も漏れていました。特に作成中の悩みや不安、どうしたら良いか迷ったことなどは、参加者たちの共感を得たのではないでしょうか。ぜひ花山先生のお話を参考にして、残り1回のコースを乗り切ってもらいたいところです。

次回は2月22日。これで今年度のMVPも決まります。どなたが選ばれるのか、理事、事務局一同も皆様のマニュアルを拝見できますことを楽しみにしております。