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【第3期マニュアル作成コース 第4回 vol2】レポート更新しました

2013年11月24日(日)

第4回マニュアル作成コース セミナーレポート vol.2

さて、MID-Gセミナー室にて行われた『第4回マニュアル作成コース』ですが、いよいよMID-G代表でもある荒井理事の講演です。 ? ??今回はその模様をVol. 2としてたっぷりお届け致します。

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荒井理事からはトリートメントコーディネーターの方針をお話頂きました。荒井理事の経営するエムズ歯科クリニックには、TCはいません。つまり、TCの役割を歯科医師や衛生士、助手が担わなければならないのです。それをどのようにして行っているのか、実際にエムズ歯科クリニックで使っているツールをご紹介頂きながら、お話を進めて頂きました。

荒井理事の講演は、まずメインとなる議題を例えるところから始まります。とある島にたどり着いた二人の靴の営業マン。靴を履いていない先住民に対して、「靴を売る」か、そもそも話が通じないので「諦めて別の島に移って靴を売る」か。この例えはインプラントへの誘導に通じます。前者は、「元々来てくれている患者へのインプラントの誘導」そして後者は「新患を、広告や宣伝で獲得していくこと」となります。どちらの方法を取ったとしても、インプラントを積極的に取り入れ、それを患者やまだ見ぬ新患にわかってもらうには、まずは正しい情報を与えることから始まります。マーケティング(市場調査)とは、情報を提供することだ、と荒井理事は強く述べられました。

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荒井理事はこの後、2章に分けてお話をされます。まずはTCの回数のルールです。ここでは治療工程表をどのように作成し、患者に説明するかを中心にお話頂きました。エムズ歯科クリニックには、先にも話した通りTCがいません。つまりTCが知っていなければならないことやTCの基本的な知識を、歯科医師、衛生士、助手のスタッフ全員が身につけておく必要があります。それをどのようにして教えていくか、ここでも非常に納得のいく例えを用いて説明頂きました。新人でもわかる=患者も納得できる。それが、治療工程表作成の流れにしっかりと現れていたかと思います。

次に、患者が一番気になる費用の問題です。費用は一番患者が敏感になるポイントですが、ここでもわかりやすいリフォームで例え、完成型がどのようなものになるのかがわかれば、費用をかけてみようという気になる、という患者の心理を説かれました。いかにして患者に治療後のイメージを付けさせるか、そのためにエムズ歯科クリニックで行っている『パーフェクト・トリートメント・プログラム』の説明もありました。

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荒井理事は最後に、「TCは、いるのであれば長く続けてもらいたい」と訴えました。TCは一日や二日で習得できるものではありません。できるだけ長くいてもらえるような工夫を、医院も院長もしていく必要があるのです。そして、「才能とは持続することである」という言葉とともに、この講演を終えられました。

次回、『第5回マニュアル作成コース』は年明け1月の予定です。4月から開催されてきた本コースも残すところ今期はあと2回となりました。来年も何卒よろしくお願い致します