日本国際歯科大会2023
第一部 13:30〜14:00
MID-Gの設立と『Penn-Harvardコース』を振り返ることでわかること
MID-Gを立ち上げてから12年が経過した。この間、様々なTopicsがあったが、やはり最も思い出深いことの1つには、アメリカでの研修『Penn-Harvardコース』(海外研修コース)が挙げられる。各期40名の定員で第8期まで行ったので、全部で300名近い歯科医師の先生方と渡米して勉強した。主にインプラントや審美・ペリオの内容が多かったが、CAD/CAMの黎明期であったこともあり、デジタルの習得にも大いに役に立った。今回は、当時のMID-G理事に加え、現地でアテンドしていただいた和田圭祐教授を交えて、この10年の治療の進化について考察したい。
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講演者
MID-G最高顧問
荒井 昌海
医療法人社団 翔舞会
エムズ歯科クリニックMID-G参与
飯田 吉郎
医療法人 ナディアパーク
デンタルセンター
理事長MID-G参与
金平 俊毅
京都駅前デンタル
クリニック
院長MID-G参与
佐藤 弘樹
医療法人社団 宝樹会
城東歯科クリニック
理事長MID-G参与
森岡 千尋
医療法人 輝翔会
西大津歯科医院
理事長特別ゲスト
和田 圭祐 先生
医療法人社団 BRIGHT
i-スマイル歯科クリニック東京 理事長
第二部 14:00〜14:30
2040年を見据えた医院創り 〜歯科のミライ〜
どんなに高い技術を持っていたとしても、歯科医師1人だけでは「質の高い歯科医療」を「継続的に提供し続ける」ことはできない。この2つを両立させるためには、臨床とマネージメントのバランスが重要となってくる。労働力人口の減少するなか、働き方改革の推進、優秀な人材の採用、教育システムの確立、DXによる効率化を行い、本来の業務に注力できる環境・組織の構築が望まれる。日本歯科医学会の提言する地域支援型多機能歯科診療所(1.5次医療機関)構想も交え、「歯科のミライ」をMID-Gの視点から多角的に考察していきたい。
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講演者
MID-G代表理事
栗林 研治
医療法人社団
栗林歯科医院
理事長MID-G顧問
和田 匡史
医療法人 和田歯科医院
理事長MID-G参与
立浪 康晴
医療法人社団 星陵会
たちなみ歯科口腔外科クリニック 理事長MID-G参与
武知 幸久
医療法人社団 翔志会
たけち歯科クリニック
理事長
第三部(学術) 14:30〜15:30
Digital dentistry の最前線とはじめの一歩
DX化と言う大きな波は歯科医療界にも押し寄せており、その変化のスピードは増すばかりである。この波に乗り遅れないためにも、我々は常に最新の情報にアップデートしていく必要がある。歯科でのDX化(Digital dentistry)によって、生産性の向上、患者さんへの情報提供の効率化等、様々な恩恵に与ることができる。しかしながら世の中には数多くのデジタル機器が溢れており、それらの機器も日々アップデートされており、全てを理解するのは容易ではない。今回は「IOS」「aligner 矯正」「Digital smile design」の3つにフォーカスし、日常臨床を交えてこれから Digital dentistry を踏み出して行くための最初のポイントについてMID-Gの視点から考察したい。
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講演者
MID-G役員
鈴木 温
医療法人 すずき歯科
理事長MID-G理事
白﨑 俊
医療法人 なないろ歯科・こども矯正歯科クリニック 理事長
MID-G役員
河底 晴紀
河底歯科・矯正歯科
院長MID-G役員
川手 秋馬
川手歯科クリニック
院長
第四部(教育) 15:30〜16:30
MID-Gで教育を学び続けた10年間を事例と共に振り返る
MID-Gで学び続け10年が経過した。その間に時代は平成から令和に変わり、多くの歯科医院では昭和生まれからゆとり世代まで時代背景が異なる人材が混在するようになった。それに伴う課題の1つとして教育方法の模索があった。MID-Gの教育方法としては、マニュアルを用いた座学やGPアカデミーを用いた実習を行うことで、再現性の高い教育を行い、道徳や社会人マナーを伝えることにより、歯科で活躍できる人材育成を行っている。今回は歯科医院における教育の目的や現在の課題について、MID-Gの役員と共に事例を用いて考察をしたい。
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講演者
MID-G役員
青木 一太
医療法人社団 一心会
新札幌いった歯科
理事長MID-G東日本支部長
神部 賢
神部歯科医院
院長MID-G西日本支部長
田中 秀直
医療法人 田中歯科医院
理事長MID-G理事
山井 裕生
医療法人社団 一六三会
高津デンタルクリニック163 理事長
第五部(経営) 16:30〜17:30
DXによる効率化と生産性の向上から考える歯科の未来の姿
現在の歯科を運営する上で課題に上げられるのは、人口減少に伴うスタッフの確保と生産性の向上であることは確かである。そこで必要となってくるのが、診療時間や収入・福利厚生などの労働環境の向上と、DXによる効率化と生産性や正確性の向上である。アプリや最新治療機器の導入により、人の手で行っていた単純作業や診療業務をデジタル化することで、スタッフの労働負荷を減らしつつも技術力や診断力を担保し、永続的に優れた歯科治療を提供できる診療体制を確立できる環境は整いつつある。あらゆる機器や技術を精査し、今後考えられる歯科の未来のあるべき姿を提唱していきたい。
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講演者
MID-G役員
吉見 哲朗
医療法人社団
アップル歯科クリニック
理事長MID-G役員
井田 洋一郎
医療法人社団 Smiles
理事長MID-G役員
稲田 展久
いなだ歯科
院長MID-G役員
笠井 啓次
医療法人 大木会
大木歯科医院
理事長