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MEETING

2019年度 総会

歯科業界の未来への展望2020年3月15日(日)

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【学術セッション:黒船来航!】

・デジタル矯正の可能性 / 座長 荒井 昌海 先生

1853年、日本に黒船が来航した。開国か鎖国か。当時の幕府は大きく揺れ、明治政府樹立・文明開化につながっていった。デジタル機器が診断や治療に使用されるようになって久しい。今やCTは特別なものではなくなった。我々はデジタルを過信するのではなく、きちんとした知識を持ってアナログと融合させねばならない。今、日本の歯科治療にはデジタル矯正という名の黒船がやってきた。開国か鎖国か。昨今はインフォームド・コンセントの名のもとに、患者が治療方法を選択することが善とされる風潮がある。もちろんそれは正しいのだが、そこに歯科医師の知識と倫理観はどう反映されるべきか。今回はデジタル矯正が私達の日常臨床に何をもたらすのか、現時点におけるメリットだけでなくアンチテーゼも踏まえて、その可能性と限界点について考えていきたい。

・マルチブラケット治療が最適と思われる症例とは / 渋澤 龍之 先生

歯科矯正臨床において良好な結果を獲得するには、個々の症例に最適な治療目標および治療計画の立案が不可欠であり、矯正治療をおこなう歯科医師には専門性の高い診断能力が求められる。診断時に重要なのは、治療手段に対する患者の希望に左右されず、個々の症例において最適な治療結果を得るために、何が必要なのかを診断することである。例えば、抜歯するか抜歯しないかといったことや、どのような装置を使用するかは、矯正治療の手段であって目的ではない。治療法(治療の手段)ありきで矯正治療をするのではなく、良好な治療結果を得るために、歯科医師が自身の技量によって実現可能な手法を選択することが重要である。今回、診断の結果マルチブラケット治療が最適と判断された症例を提示し治療の有用性を解説したい。

・デジタル技術と知性の融合がもたらす包括的矯正歯科治療の未来 / 綿引 淳一 先生

2000年以降、矯正歯科治療を取り巻く環境は、デジタル技術の発展により大きな変貌を遂げてきた。2020年以降、この流れはさらに加速することが考えられる。そんな流れと同調するかのように矯正治療患者は、成長発育期である10代から、さまざまな疾患を伴っている中高年に広がりをみせている。しかしながら、複雑なマネージメントを必要とする包括的矯正歯科治療を成功に導くためには、単純にデジタル技術を用いるだけでは不十分である。そこには、歯科医師の経験と知識をもとに知力を絞った論理的思考が不可欠である。講演を通じて、包括的矯正歯科治療の面白さと可能性を感じて貰えたら幸いである。

・インビザライン(Go)の可能性について / 松岡 伸也 先生

歯科矯正学分野における近年のトピックスはアライナー矯正治療であることは誰もが認めるところである。多くのアライナー矯正システムの中で、特にインビザラインシステムおよびインビザラインGOシステムにおいてはこれまで多くの技術革新が行われ日々進化を遂げている。今回インビザライン(Go)システムでどこまで治療が可能であるか、どこが難しいかの考察とともに、症例の供覧を行いたいと思う。

・アライナー矯正の知識の探求 / 瓜生 和彦 先生

アライナー矯正治療を行う際、そのドクターの矯正治療に対する知識や理解度によって治療方針が異なるのが現状である。前提として、まず従来の矯正治療に対する理解を深める必要がある。その上で、何を判断基準にどれぐらいの割合でアライナー矯正治療を行っているか。当院の臨床例を供覧することで、診査診断・治療計画を再考する機会となれば幸いである。

学術セッション

【講演1】座長 荒井 昌海(あらい まさみ)先生 経歴

東京医科歯科大学歯学部・大学院修了、エムズ歯科クリニック開業、大阪歯科大学客員教授、藤田医科大学非常勤講師、日本口腔インプラント学会専門医、ヨーロッパインプラント学会(EAO)認定医、MID-G最高顧問。

【講演2】渋澤 龍之(しぶさわ たつゆき)先生 経歴

昭和大学歯学部卒/歯科矯正学教室入局/歯科矯正学教室助手、 昭和大学歯学部歯科矯正学教室講師、同教室退職 昭和大学歯学部歯科矯正学教室兼任講師、渋澤矯正歯科開設。日本矯正歯科学会 認定医、日本顎関節学会 専門医。

【講演3】綿引 淳一(わたひき じゅんいち)先生 経歴

昭和大学歯学部卒、日本矯正歯科学会認定医取得、昭和大学歯科矯正学大学院卒 博士号取得。理化学研究所脳科学総合研究所客員研究員、アサヒグループホールディングス商品開発コンサルタント・顧問 etc…。

【講演4】松岡 伸也(まつおか しんや)先生 経歴

鶴見大学歯学部歯学科卒、東京医科歯科大学矯正学第一講座、まつおか矯正歯科クリニック、銀座まつおか矯正歯科、日本矯正歯科学会認定医、アラインテクノロジー社 Faculty。

【講演5】瓜生 和彦(うりゅう かずひこ)先生 経歴

九州歯科大学卒、うりゅう歯科・矯正歯科クリニック、ケイズ歯科・矯正歯科クリニック開設、日本アライナー矯正歯科研究会、ヨーロッパアライナー矯正歯科学会、日本矯正歯科学所属。

【教育・経営セッション:止血せよ!人材不足時代のパラダイムシフト】

・2020年における歯科医院の働き方改革

2019年4月1日より、働き方改革関連法案の一部が施行され、『働き方改革』は企業だけではなく、我々歯科医院にとっても重要な経営課題のひとつとして認知されつつある。近年、「生産年齢人口の減少」による人材採用難は多くの歯科医院で大きな課題になりつつあるが、課題はそれだけにとどまらない。教育制度、評価制度、キャリアプラン、労働関連制度、AI・デジタル化による生産性向上、高齢者・障害者・外国人等の雇用等、我々はさまざまな課題に直面している。これらの課題を丁寧に解決していかなければ、人材の流出(出血)は止められない。採用(輸血)が困難になりつつある昨今、これまでの経営パラダイムを急速に転換しなければならないのである。今回は歯科医院としての「働き方改革」の事例と、未来に向けてどのような取組が必要になってくるのか、皆さんと一緒に考えていきたい。

・2030年に向けて取り組むべきこと / 武知 幸久 先生

厚生労働省の定義によれば『働き方改革』とは、「働く人々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で『選択』できるようにするための改革」とある。この改革を推進するためには、制度改革、生産性向上や従業員満足度向上を実現する必要がある。こうしたことが実現できる環境づくりについて問題提起し、現在の取組と今後の展望をお伝えしたい。

・実質離職率0%への取り組み / 立浪 康晴 先生

若い人材の採用が非常に厳しくなってきている。特に地方都市の医院様からの採用に関する苦労話はよく耳にする。当院では、2017年に思い切った働き方改革を実践したところ、実質離職率が0%となった上に優秀な人材がどんどん集まるようになってきた。結婚後、出産後も安心して長く働ける職場づくりを目指す当院の取り組みについてお話しする。

・今だから学ぶ 人材育成の基本 / 栗林 研治 先生

今後、雇用が厳しくなるのが予測される。人材育成の考え方があれば、雇用もしやすくなり、退職率も減り、復職の確率も上がる。経営の本質は、人材育成にあると考えている。人材育成の基本を中学生でもわかるようにわかりやすく簡単にお伝えしていく。

・事業継承と労務管理・失敗を踏まえて / 和田 匡史 先生

事業継承医院は小規模な医院も多い。私自身も継承時に就業規則や労務管理法規の不勉強を痛感したことがある。継承ならではの難しさも経験したが、労務管理や人事面での知識不足が原因のひとつだったと考えている。求人採用が厳しさを増すなか、継承時も含めた労務トラブルは回避するためのエッセンスをお話しする。

教育/経営セッション

【講演1】武知 幸久(たけち ゆきひさ)先生 経歴

日本口腔インプラント学会、日本歯周病学会、日本歯科審美学会、ICOI(国際口腔インプラント学会)指導医、IDIA(国際歯科インプラント協会)専門医、OJ(Osseointegration Study Club ofJapan)。

【講演2】立浪 康晴(たちなみ やすはる)先生 経歴

歯学博士、日本歯科麻酔学会 理事・専門医・認定医、日本障害者歯科学会 代議員・認定医、日本口腔インプラント学会 代議員、日本顎顔面インプラント学会 運営審議委員、東北大学 非常勤講師。

【講演3】栗林 研治(くりばやし けんじ)先生 経歴

日本歯周病学会、日本スポーツ歯科医学会、東京西の森歯科衛生士専門学校 保存歯周学講師/歯科衛生士総合講義講師、FREUDE INTERNATIONAL Slavicek Concept 講師、理想の歯科医院経営コース 講師、VieSID。

【講演4】和田 匡史(わだまさし)先生 経歴

徳島県鳴門市にてインプラント、小児矯正を特徴とする予防を軸に据えた歯科医院を運営。歯学博士、日本口腔インプラント学会、日本歯科麻酔学会 登録医、日本口腔外科学会、一般社団法人MID-G 代表理事。

*開催終了いたしました。詳細はチラシをご覧ください。

チラシを見る

第一部

  • 2020年における歯科医院の働き方改革10:15~12:25(130分)

  • 【2030年に向けて取り組むべきこと】

    武知 幸久先生
    講演:武知 幸久先生
    1989年 徳島大学歯学部 卒業(DDS)
    1997年 たけち歯科医院 開業
    2011年 医療法人社団翔志会 たけち歯科クリニック 設立
    2013年 たけち歯科クリニック 移転開業 インプラント京都 併設開業

  • 【実質離職率0%への取り組み】

    立浪 康晴先生
    講演:立浪 康晴先生
    1994年 東北大学歯学部 卒業
    1998年 東北大学大学院 歯学研究科博士課程 修了
    2004年 たちなみ歯科口腔外科クリニック 開院
    2005年 東北大学 非常勤講師

  • 【今だから学ぶ 人材育成の基本】

    栗林 研治先生
    講演:栗林 研治先生
    2003年 日本歯科大学歯学部 卒業
    2009年 New York University CDE Program 卒業、医療法人社団栗林歯科医院 開院
    2014年 Medical University of Vienna 卒業
    2019年 FREUDE INTERNATIONAL Slavicek Concept 講師 就任

  • 【事業継承と労務管理・失敗を踏まえて】

    和田 匡史先生
    講演:和田 匡史先生
    1999年 大阪歯科大学 卒業
    2003年 徳島大学大学院博士課程 修了
    2009年 医療法人和田歯科医院 移転開業 院長
    2016年 医療法人和田歯科医院 理事長

  • ディスカッション・オンライン質疑応答

第二部

  • 賛助会員CM12:25~12:55(30分)・13:15~14:00(45分)

    編集した映像を放映いたします。

  • 2019年度マニュアル作成コースMVP表彰12:55~13:15(40分)

    マニュアルを作成するうえでの工夫点・注意点や、マニュアルを取り入れて医院がどう変化したのかなど、マニュアル作成コースに参加された方、参加していない方、共に参考になる内容です。

第三部

  • 黒船来航!14:00~15:50(110分)

  • デジタル矯正の可能性

    荒井 昌海先生
    医療法人社団翔舞会 エムズ歯科クリニック理事長 (MID-G最高顧問)

    座長:荒井 昌海先生
    1999年 東京医科歯科大学 歯学部 卒業
    2003年 エムズ歯科クリニック 開院
    2004年 医療法人社団 翔舞会理事長 就任
    現在、東京・神奈川で9院展開

  • 【マルチブラケット治療が最適と思われる症例とは】

    渋澤 龍之先生
    講演:渋澤 龍之先生
    1995年 昭和大学歯学部 卒業
    2004年 昭和大学歯学部 歯科矯正学教室 助手
    2007年 昭和大学歯学部 歯科矯正学教室 講師
    2012年 渋澤矯正歯科 開設

  • 【デジタル技術と知性の融合がもたらす包括的矯正歯科治療の未来】

    綿引 淳一先生
    講演:綿引 淳一先生
    1999年 昭和大学歯学部 卒業
    2004年 昭和大学歯科矯正学大学院 卒業
    2006年 AQUA日本橋DENTAL CLINIC 開業
    2011年 アサヒグループホールディングス 商品開発コンサルタント・顧問

  • 【インビザライン(Go)の可能性について】

    松岡 伸也先生
    講演:松岡 伸也先生
    1987年 東邦大学理学部生物学科 卒業
    1992年 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
    1999年 まつおか矯正歯科クリニツク開業

  • 【アライナー矯正の知識の探求】

    瓜生 和彦先生
    講演:瓜生 和彦先生
    1996年 九州歯科大学 卒業
    2003年 うりゅう歯科クリニック 開設
    2011年 医療法人将和会 開設
    2012年 ケイズ歯科・矯正歯科クリニック 開設

  • 昨年のセミナーの様子

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